「あとの者は先になり、先の者はあとになる」 (マタイによる福音書 第 20 章) (“So the last will be first, and the first will be last.”)2026/03/20 11:27

11 もらったとき、家の主人にむかって不平をもらして
12 言った、『この最後の者たちは一時間しか働かなかったのに、あなたは一日じゅう、労苦と暑さを辛抱したわたしたちと同じ扱いをなさいました』。
13 そこで彼はそのひとりに答えて言った、『友よ、わたしはあなたに対して不正をしてはいない。あなたはわたしと一デナリの約束をしたではないか。
14 自分の賃銀をもらって行きなさい。わたしは、この最後の者にもあなたと同様に払ってやりたいのだ。
15 自分の物を自分がしたいようにするのは、当りまえではないか。それともわたしが気前よくしているので、ねたましく思うのか』。
16 このように、あとの者は先になり、先の者はあとになるであろう」。(マタイによる福音書 第 20 章)

11 When they received it, they began to grumble against the landowner. 12 ‘These who were hired last worked only one hour,’ they said, ‘and you have made them equal to us who have borne the burden of the work and the heat of the day.’

13 “But he answered one of them, ‘I am not being unfair to you, friend. Didn’t you agree to work for a denarius? 14 Take your pay and go. I want to give the one who was hired last the same as I gave you. 15 Don’t I have the right to do what I want with my own money? Or are you envious because I am generous?’

16 “So the last will be first, and the first will be last.”
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この「あとの者は先になり、先の者はあとになる」というイエス・キリストの教えは、この世の教訓のようになっている。

日本人は、何事でも順番を守って、忍耐強く並ぶことが多いが、あとから来たものが、先の順番の位置に来るようなことはしない。しかし、このイエスの譬え話では、朝早くから働いている者も、夕方になって働き始めた者も、同じ賃金を与えられたことを述べておられる。

そして、あとから来た者にも、同じ賃金払ってやりたいと主人が考える場合があると述べておられる。主人が「自分がしたいようにするのは、当りまえ」だと述べておられる。

これは、世界の主人である神様の思い通りに、人間の運命も決められることを意味している。人間の眼に不思議に見えることも、神様の考えでは当然だということになる。

この世の人間の世界でも、天の神様が介入されれば、通常の順番を超えて物事が処理されることがある、という教えです。人間は、そのような神様の介入を謙虚に受け入れねばならない。

実際、世の中でも、一番早く物事に取り組んだ者が、それを完成させる時には、誰よりも遅れを取っていることがある。修行の世界でも、一番早く修業を始めた者が、誰よりも遅れを取って修業を終えることもある。

聖書の勉強を誰よりも早く始めていても、聖書を理解するのが、誰よりも遅れている人もいる。

スポーツの世界でも、なかなかコツを掴めなかった者が、誰よりも優れた成績を上げる場合もある。

人間は見た目で、物事を判断するが、表面の下の水面下で、隠れた力が働いていることも多い。そういう、教訓です。

だから、日本語でも「物事は、終わってみないと評価できない」という意味の格言がある。

この世の物質界の向こうの霊界で、物事が決まり、それが時間を遅れてこの世に反映するということがある。また、この世での決断が、霊界の物事に反映し、さらに、その結果がこの世に反映するという関係がある。この世の物質界と、あの世の霊界はコインの裏表のように、密接な関係がある。

霊界を知らない人間には、この世で理解できないことも生じる。全ては神様の意志の現れだと謙虚に考えることも必要なのです。

実際に、この世で最も尊敬されていたエリートや富裕層の人間が、霊界では取るに足らない存在だとして、地獄に近い低い地位におかれるのが普通です。

また、この世では貧しい生活を送っていた無名の人間が、死後の霊界では、その清貧生活を高く評価されて、高い霊格を与えられ、天国に近い高い地位を与えられることも多い。

この世の利口者は、あの世ではバカであることが証明され、この世でバカだと言われた者が、あの世では高い霊格をもった者であることが証明されることが普通です。

つまり、悪魔の影響下にある、この世の常識は、神様の力が直接及ぶあの世では、非常識になり、この世の非常識は、あの世では常識になる。たとえば、この世で誰もが羨む大金持ちは、あの世では誰からも軽蔑される卑しい霊になるのです。

この世と霊界を貫くのは、イエス・キリスト様のお言葉である、というのが信仰者の到達する真理なのです。

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