わたしたちの国籍は天にある (フィリピの信徒への手紙 第 3 章) (But our citizenship is in heaven)2026/03/12 11:50

17 兄弟たちよ。どうか、わたしにならう者となってほしい。また、あなたがたの模範にされているわたしたちにならって歩く人たちに、目をとめなさい。
18 わたしがそう言うのは、キリストの十字架に敵対して歩いている者が多いからである。わたしは、彼らのことをしばしばあなたがたに話したが、今また涙を流して語る。
19 彼らの最後は滅びである。彼らの神はその腹、彼らの栄光はその恥、彼らの思いは地上のことである。
20 しかし、わたしたちの国籍は天にある。そこから、救主、主イエス・キリストのこられるのを、わたしたちは待ち望んでいる。
21 彼は、万物をご自身に従わせうる力の働きによって、わたしたちの卑しいからだを、ご自身の栄光のからだと同じかたちに変えて下さるであろう。(フィリピの信徒への手紙 第 3 章)

17 Join together in following my example, brothers and sisters, and just as you have us as a model, keep your eyes on those who live as we do.

18 For, as I have often told you before and now tell you again even with tears, many live as enemies of the cross of Christ.

19 Their destiny is destruction, their god is their stomach, and their glory is in their shame. Their mind is set on earthly things.

20 But our citizenship is in heaven. And we eagerly await a Savior from there, the Lord Jesus Christ,

21 who, by the power that enables him to bring everything under his control, will transform our lowly bodies so that they will be like his glorious body.
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これは、使徒パウロがフィリピ(ピリッポイ)のキリスト者共同体にあてた書簡です。彼がこの手紙を書いたとき、パウロはローマ皇帝護衛隊のもとに拘禁された囚人だった。それで、この手紙はローマで書かれたと判断できる。

特に、「わたしたちの国籍は天にある」と記して、イエス・キリストの信徒は、この世ではなく霊界の天国に住まうものだと明言している。この世の物質的な事柄(地上のこと)にこだわってはいけないという意味です。

また、悪魔が心に取り付いて、「キリストの十字架に敵対して歩いている者が多い」と述べて、イエスと敵対する悪魔が人々の心を支配して、十字架に象徴されるイエスの教えに反対させているが、悪魔と結びついた人々の「最後は滅び」であると明言している。

いかに、イエス・キリストの十字架上での死後も、悪魔は激しくイエスの信徒たちを攻撃していたかが分かる。

パウロ自身もローマ皇帝護衛隊のもとに拘禁された囚人になっており、ローマ軍の迫害を見にしみて感じていた。だが、やがてイエス・キリストの教えを信じるローマ市民が増え、ローマ帝国は、西暦313年にミラノ勅令をだし、キリスト教の公認に踏み切ることになる。この時代のイエス・キリストの信徒は、初期教会の信徒と呼ばれており、イエス・キリストの教えが色濃く反映している時代だった。

初期教会の時代から、本当のイエス・キリストの教えは霊的なものだということが強調されていたことになる。

悪魔の影響下にあるこの世では、富やカネが世界を支配しており、それらを否定して、愛と信仰に生きるのが本当のキリスト教なのです。

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