「剣をとる者はみな、剣で滅びる」 (マタイによる福音書 第 26 章) (all who draw the sword will die by the sword)2026/02/25 11:21

50 しかし、イエスは彼に言われた、「友よ、なんのためにきたのか」。このとき、人々は進み寄って、イエスに手をかけてつかまえた。
51 すると、イエスと一緒にいた者のひとりが、手を伸ばして剣を抜き、そして大祭司の僕に切りかかって、その片耳を切り落した。
52 そこで、イエスは彼に言われた、「あなたの剣をもとの所におさめなさい。剣をとる者はみな、剣で滅びる。
53 それとも、わたしが父に願って、天の使たちを十二軍団以上も、今つかわしていただくことができないと、あなたは思うのか。
54 しかし、それでは、こうならねばならないと書いてある聖書の言葉は、どうして成就されようか」。
55 そのとき、イエスは群衆に言われた、「あなたがたは強盗にむかうように、剣や棒を持ってわたしを捕えにきたのか。わたしは毎日、宮ですわって教えていたのに、わたしをつかまえはしなかった。
56 しかし、すべてこうなったのは、預言者たちの書いたことが、成就するためである」。そのとき、弟子たちは皆イエスを見捨てて逃げ去った。(マタイによる福音書 第 26 章)

50 Jesus replied, “Do what you came for, friend.”

Then the men stepped forward, seized Jesus and arrested him. 51 With that, one of Jesus’ companions reached for his sword, drew it out and struck the servant of the high priest, cutting off his ear.

52 “Put your sword back in its place,” Jesus said to him, “for all who draw the sword will die by the sword.

53 Do you think I cannot call on my Father, and he will at once put at my disposal more than twelve legions of angels?

54 But how then would the Scriptures be fulfilled that say it must happen in this way?”

55 In that hour Jesus said to the crowd, “Am I leading a rebellion, that you have come out with swords and clubs to capture me? Every day I sat in the temple courts teaching, and you did not arrest me.
56 But this has all taken place that the writings of the prophets might be fulfilled.” Then all the disciples deserted him and fled.

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これは、イエス・キリストが、ユダヤ教の幹部やローマ軍によって逮捕された時の情景です。

弟子たちは、最初は武器を取ってイエスを守ろうとしたが、イエスはそれをやめさせた。そして、「剣をとる者はみな、剣で滅びる」と身を守るためであっても、暴力に頼ることを戒められた。


この教えは、有名な教えです。

そして、イエスによって武器で戦うことを禁じられた弟子たちは、イエスを見捨てて兵士たちから逃げ去ったのです。軍による束縛の恐怖が、イエスへの忠誠心に勝ったのです。あれほど、イエスの超能力を信じていたのに、イエスと共に逮捕された者はいない。人間の弱さを現わしたシーンです。

権力者が、闇に紛れて武力を使い、無実の者を逮捕するという、この世の闇を示している。この背後には、悪魔がいる。たとえ、神様の御子であっても、人間としてこの世に生きている以上は、人間としての弱さがある。そこに、悪魔はつけこんだのです。

しかし、イエス・キリストは、神様に願って「天の使たちを十二軍団以上も、つかわしていただくことができる」と述べている。つまり、ローマ軍を打倒すことができたのです。しかし、「預言者たちの書いたことが、成就するため」に、あえてユダヤ教の幹部やローマ軍に逮捕されることをイエス・キリストは受け入れたのです。

平和は尊いので、武力で戦うのは避けよという教えと、聖なる予言は成就されねばならないという信仰心を教えておられる。それほど、旧約聖書の言葉をイエス・キリストは重んじられた。


神様の定めであれば、命をも捨てねばならないというのが、命をかけたイエス・キリストの教えです。いずれにしても、信仰者は、死後は霊界で魂が生き続け、天国に受けいられて、永遠の命を得ることができるので、この世の死など恐れることはない、というのが正しいキリスト教の教えなのです。

人間は、この世で肉体が死ねば、あとは無だという無信仰な考えを捨てることが大事です。霊は死ぬことがないのです。しかし、地獄に落ちた霊は、そこで神様によって悪魔と共に滅ぼされ、第二の永遠の死を迎えるのです。だから、神様を恐れよというのが、イエス・キリストの教えです。

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