「人をさばくな。自分がさばかれないためである。」2025/04/15 23:51

「人をさばくな。自分がさばかれないためである。あなたがたがさばくそのさばきで、自分もさばかれ、あなたがたの量るそのはかりで、自分も量られるであろう。」(マタイによる福音書 7:1~2)

“Do not judge, or you too will be judged. For in the same way you judge others, you will be judged, and with the measure you use, it will be measured to you."

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これは、霊的な教えです。

この世では、裁判官は当然、被告を裁く。役所、企業、大学でも入社試験を行って、組織の幹部が志願者を裁く。しかし、霊的には、人を裁いた者は、同じように裁かれる。

死後の霊界では、被告が裁判官になり、志願者が企業などの組織の幹部を裁く。なぜなら、この世は悪魔の影響下にあり、この世的な力のあるものが、弱者を裁くが、神様の直接支配する霊界では、悪魔の影響は失われ、この世の弱者が強者となるからです。

また、人は心の中で他人を裁く。他人を裁くには、いくらでも理由がある。他人を否定するには、いくらでも理由が見つかる。しかし、それは隣人愛がないことを意味する。極端に言えば、誰でも何らかの法律違反で、裁かれる。この世の全ての法律、規則、道徳などに反していない者はいない。

逆に、他人を愛するのにも、いくらでも理由はある。他人を許すのにもいくらでも理由は見つかる。極端に言えば、一生に一度も善行をしない人間はいない。死後、霊界で神様に許してもらうには、1つでも善行があれば考慮してもらえる。人を許したいと思っている神様は、そのただ1つの善行を理由として、罪人の地獄行きを止めて下さる。

この情け深い神様と比べて、他人の欠点を探し出し、粗さがしをし、他人を責めまくるのが普通の人間です。人間には、誰でも弱点がある、そこを突いて他人を責めるのが普通の人間です。そして、逆にいつでも自分も責められる可能性がある。そういう愛のないことをするな、というのがイエスの教えです。

実際、死後の霊界では、生きている世界での立場が逆転し、裁かれた者が、裁いた者を同じ理由で裁くことが許される。そういう霊的な正義を学ばなければ、霊格は上がらない。霊界で高い地位にはつけない。

この世で他人を裁いた基準が、霊界では自分にも適用される。この世で、カネ持ちが、貧しいからといって貧乏人を差別すると、霊界では、金持ちは、霊的な富がすくないという理由で差別される。霊界では、物質的な豊かさは役に立たない。霊的な豊かさは、神様への信仰心と隣人愛で得られる。この世の豊かさは、悪魔が与える豊かさであり、霊界での豊かさは、神様が与える豊かさです。この世で物質的に豊かな者ほど、霊界では霊的に貧しいのです。

そもそも、人間は神様が作られたものであり、人が他人を裁くのは越権です。他人を裁けば、その罰として、自分が神様に同じ理由で裁かれる。神様の前では、人間は皆、平等なのです。
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