「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである」2025/04/08 20:07

彼らの言うことを聞いて、イエスは言った、「医者が必要なのは、健康な人ではなく、病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである」 (マルコによる福音書 2:17)

On hearing this, Jesus said to them, “It is not the healthy who need a doctor, but the sick. I have not come to call the righteous, but sinners.”

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エリート、富裕層、幸福な人は、神様を必要としない、というのが、イエスの主張です。

この世で不幸な人、希望の持てない人、失敗した人、罪人だといわれる人は、もはや、神様に頼るしかない。そういう人を救おうとするのが、イエスの目的です。

不幸なために、また、貧しいために罪を犯した人は、この世に絶望している。そういう人を救おうとするのが、イエスの意図なのです。

悪魔の影響下にあるこの世では、皆、魂を悪魔に売ってでも、カネを儲けて幸福になろうとする。エリート達は、自分では道徳や法律、ルールを守っているように見せながら、貧しい人を無視し、苦境に陥らせ、彼らが道徳違反、法律違反、ルール違反に追い込まれるのを放置している。

そういう貧しい人に同情し、隣人愛で接し、彼らの魂を救うのがイエスの意図です。

悪魔の影響下にあるこの世では、富むものは貧しいものを無視し、強者は弱者に同情せず、幸福な人は不幸な人を黙殺する。しかし、彼らの富や権力、幸福は、裏切り、欺瞞、陰謀、冷酷さなどによって得られたものです。神様の教えに従って、得たものではない。

だから、イエスは「金持ちは、天国に入れない」と言っている。表面的には、罪を犯さなくても、富裕層などは巧妙に罪を隠しているものです。カネや権力、地位などによって罪を隠蔽して、表面は善人面をしている。

そういう真実を見抜いているイエスは、生きるために罪を犯さなければならなかった人に同情し、愛情を注ぐのです。

そして、人を裁いてはならない、とイエスは述べている。心の奥底で神様を信じ、善意をもって生きていても、人間は罪を犯すことがある。そういう人は、神様に許され、イエスに愛されていることを知ることで、苦しみから救われる。そういう罪人ほど、神様やイエスの愛が理解できるのです。

だから、キリスト教では、罪を神父に告白し、神様の代理人と呼ばれる神父から許しを得るというシステムが採用されている。

罪人と呼ばれる人ほど、この世の仕組みを深く理解しているものです。悪魔の働きを理解しているものです。そして、イエスの愛の深さが理解できるのです・・・

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