「そこで、あなたの見たこと、現在のこと、今後起ろうとすることを、書きとめよ」(“Write, therefore, what you have seen, what is now and what will take place later.”) (ヨハネの黙示録 1:17~19)2025/07/22 23:13

When I saw him, I fell at his feet as though dead. Then he placed his right hand on me and said: “Do not be afraid. I am the First and the Last. I am the Living One; I was dead, and now look, I am alive for ever and ever! And I hold the keys of death and Hades.“Write, therefore, what you have seen, what is now and what will take place later.”

わたしは彼を見たとき、その足もとに倒れて死人のようになった。すると、彼は右手をわたしの上において言った、「恐れるな。わたしは初めであり、終りであり、また、生きている者である。わたしは死んだことはあるが、見よ、世々限りなく生きている者である。そして、死と黄泉とのかぎを持っている。そこで、あなたの見たこと、現在のこと、今後起ろうとすることを、書きとめなさい。] (ヨハネの黙示録 1:17~19)

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ヨハネは終末的なビジョンを見て、霊の声を聞いた。その霊の声の言葉です。

要するに、霊で未来の姿を見せるから、それを書き留めよと言っている。

文中では著者自ら「ヨハネ」と名乗り、終末に於いて起こるであろう出来事の幻を見たと語る。具体的には、子羊が七つの封印を開封し、七人の天使がラッパ(士気を上げる音)を吹き、天の戦い、地における獣の増大があり、最後の七つの災いがあり、神の怒りが極みに達し、大淫婦バビロンの裁きと滅亡があり、キリストの千年の統治が開始され、新しい天と新しい地が生まれ、イエス・キリストの再臨があるとされている。

今でも、予言能力の持った霊能者がいて、さまざまな予言をしている。ユダヤ教では、イエス・キリストの出現以前の2千年前から予言が出されている。その予言の1つの中で、イエスの出現が予言されていたとするのがキリスト教です。だから、キリスト教では、ユダヤ教時代の旧訳聖書も聖典としている。

しかし、このヨハネの黙示録は、キリスト教独自のものです。悪魔と神の戦いが根底にあり、神様はイエスを派遣して、この世から悪魔とその支配下のバビロンを破壊するというのが筋書きになっている。だから、今のキリスト教徒の中には、早く世の終わりが来て、最後の審判がなされ、この世から悪魔の支配がなくなることを期待する者もいる。

これは、霊的な解釈をしなければ、理解できないが、この世は現実に悪魔の影響下にあることを自覚すれば、神様が悪魔をこの世から追放するために、イエスを使うということは納得できる。

神様は全善と言われ、悪を好む悪魔を神様が人間界から追放されることは、当然、信者が望むことです。しかし、悪魔は人間界に深く入り込んでいるので、悪魔の追放には手間がかかる。そこで、ヨハネの黙示録も複雑なものになっている。悪魔との戦いは霊的な戦いであるので、霊界で天使たちが悪魔と戦うというプロセスも入って来る。しかし、霊感のあるヨハネは霊界も見えたのだろう。

この世では、悪魔の手先となった人間を、イエスや天使に助けられた人間が征服し、追放することになる。さらに、イエスが世の終わりには、再びこの世に姿を現し、千年王国を打ち立てるという予言がキリスト教では信じられている。

今の終末予言に欠けているのは、このような霊的観点からの見地です。自然大災害や、核戦争、AIの暴走などが予測されているが、全ての人間に対する災厄の背後には、悪魔がいるという霊的な判断が必要です。

そして、大災厄から救われるには、霊的な信仰心が必要だということです。キリスト教の霊的理解のない人間の未来予測や人類破滅の予言は、悪魔に利用される危険性がある。

キリストへの祈りによって、終末を乗り切ることが求められている。

この2025年に予言された悲劇や、2032年に予言された悲劇も、神様への祈りで避けることができる。

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