「育って、ますます実を結び、三十倍、六十倍、百倍にもなった」(It grew and produced a crop, some multiplying thirty, some sixty, some a hundred times.)(マルコによる福音書 4:8)2025/07/26 14:32

"Still other seed fell on good soil. It came up, grew and produced a crop, some multiplying thirty, some sixty, some a hundred times."

「ほかの種は良い地に落ちた。そしてはえて、育って、ますます実を結び、三十倍、六十倍、百倍にもなった」。(マルコによる福音書 4:8)

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これは、イエス・キリストが海辺で船に乗って、海岸にいる人々に説いた教えです。

種が良い土地にまかれると、良く生え育って実を結び、三十倍、六十倍、百倍にもなると、信者と信仰の関係を例えている。人の心が、信仰心を受け入れるような状態でなければ、どんな教えを聞いても信仰心は育たないと述べているのです。

人は生まれた時には、善を志向する心を持っているが、育つにつれて世の中の悪習を受け入れ、やがて、心の中に悪魔を受け入れる。そういう人間が大部分ですが、中には悪を受け入れない人間もいる。そういう心を持った人間は、イエスの教えが理解でき、その教えを受け入れることができる。そして、その教えを実践して、周囲の人間に大きな影響を与える。やがて、そのような生き方をする者が、30人、60人、100人と増えてくる。信じる者を励ます言葉です。

実際に、歴史を見れば、イエスの教えはそのようにして広まったことが分かる。イエスが2千年前に始めた教えは、今や、世界の宗教の主流となり、何十億人もの人間がキリスト教の影響下で生きている。

日本に最初にキリスト教の教えが伝わったのは、16世紀の戦国時代だと言われている。一時は大いに広まったが、豊臣、徳川の反キリスト教政策によって一時は日本でキリスト教が禁止され、弾圧されたが明治維新と共に、キリスト教が受け入れられた。しかし、第二次大戦中は、敵国思想として敬遠されたが、キリスト教国アメリカに敗戦し、占領されてキリスト教が再び力を取り戻し、今では、宗教の自由を謳う憲法の下で人々は自由にキリスト教を学び、実践することができる。

むしろ、明治維新以来、文明の進んだ欧米の宗教としてキリスト教は尊敬されていたが、欧米に植民地化されたアフリカやアジア諸国とは異なり、日本には古来から仏教や神道という宗教があったので、キリスト教は尊敬するが、宗教として受け入れる必要を感じない日本人も多かった。しかし、平安時代の空海(774~835)が中国の唐に留学したときに、ネストリウス派のキリスト教を学んだという説もある。空海の始めた真言宗の真言は聖書のことを意味するという説もある。

また、キリストの墓は日本の青森県にあるという言い伝えもある。イエスの人生は謎に包まれており、インドやイタリアで死んだという説もある。ヨーロッパの霊能力のある霊能者が、イエスの人生を霊視して書いたという本も存在する。

しかし、キリスト教では、イエスは十字架上で刑死した後、蘇ってパレスチナのガラリヤ地方から天に昇ってこの世を去ったとされている。

重要なことは、イエス・キリストの教えです。歴史的な事実は謎に包まれているが、イエスの教えは聖書で伝えられている。また、ヴァチカンを中心とするキリスト教会は2千年にわたってイエスの生涯を伝えている。今では、自分で聖書を読んだり、教会に通ったりしてイエスの教えを自由に学ぶことができる。しかし、今の日本でもキリスト教にすがろうという人は少ない。

現在の物質文明は、キリスト教社会の欧米が中心となって打ち立てて来たものであり、世界の政治も経済もキリスト教文明の影響を受けている。ロシアもロシア正教会の影響下にあり、中国もユダヤ人のマルクスの哲学に基づく共産主義を採用しており、日本の憲法はキリスト教国アメリカの影響を受けたものです。つまり、世界中が事実上、ユダヤ・キリスト教の影響下にある。

イエス・キリストの時代から2千年たって、イエスの教えは30万倍、60万倍、100万倍以上に広がっている。仏教や神道の威力を認めても、さらにキリスト教の教えを学ぶことが日本人には求められている。

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