お互に、またみんなに対して、いつも善を追い求めなさい (テサロニケの信徒への手紙一 第 5 章) (always strive to do what is good for each other and for everyone else.)2025/10/06 21:02

14 兄弟たちよ。あなたがたにお勧めする。怠惰な者を戒め、小心な者を励まし、弱い者を助け、すべての人に対して寛容でありなさい。
15 だれも悪をもって悪に報いないように心がけ、お互に、またみんなに対して、いつも善を追い求めなさい。
16 いつも喜んでいなさい。
17 絶えず祈りなさい。
18 すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって、神があなたがたに求めておられることである。
19 御霊を消してはいけない。
20 預言を軽んじてはならない。(テサロニケの信徒への手紙一 第 5 章)

14 And we urge you, brothers and sisters, warn those who are idle and disruptive, encourage the disheartened, help the weak, be patient with everyone.
15 Make sure that nobody pays back wrong for wrong, but always strive to do what is good for each other and for everyone else.
16 Rejoice always,
17 pray continually,
18 give thanks in all circumstances; for this is God’s will for you in Christ Jesus.
19 Do not quench the Spirit.
20 Do not treat prophecies with contempt
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この手紙は、パウロの手紙の中で一番早い時期に書かれたものです。新約聖書の中でも、もっとも古い文書です。

パウロは、力と霊をもって行なった自分の宣教が、多くの患難の中にあっても、すべてのテサロニケ人に完全な確信を与えるほどのものであったことを断言している。
神様に対して絶えず祈り、感謝しろと述べている。

テサロニケは、ギリシアの第二の都市です。この町には自治の特権が与えられており、多くのユダヤ商人たちがそこに居住しており、ユダヤ人たちは会堂を建てており、そこはパウロにとっては福音宣教の拠点となっていた。しかし、そこは教会に敵対する運動の拠点でもあった。

パウロの時代にはテサロニケはマケドニア地方の州都で、地中海世界の覇者であるローマ帝国との関係が非常に強い都市でした。マケドニアとは、あの征服王のアレクサンダー大王を生んだ地です。マケドニア地方には、二つの有名な教会があり、それがピリピ教会とテサロニケ教会なのですが、いずれも使徒パウロが開拓伝道によって立ち上げた教会でした。順番はピリピ教会が最初で、テサロニケはマケドニアで二番目に立ち上げた教会です。

パウロの宣教の成功をねたんだユダヤ人はパウロの宣教活動を妨害したため、パウロは長いことここに留まることはできす、アテネへと出発した。パウロは、力と霊をもって行なった自分の宣教が、多くの患難の中にあっても、すべてのテサロニケ人に完全な確信を与えるほどのものであったことを断言している。

ユデア人の陰謀によって追放された聖パウロは、テサロニケ人を励ますためにこの手紙をしたため、かれらの堅忍のため、福音に対する奮発および迫害のさなかにおける熱心のためにかれらをたたえ、テサロニケに帰れない苦しみを訴えている。

残した信徒には、神様に対して絶えず祈り、感謝しろと忠告を与えている。これが、イエス・キリストへの信仰を現す生き方なのです。

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