EE-聖書 Blog

"For the Son of Man came to seek and to save the lost.”


「人の子がきたのは、失われたものを尋ね出して救うためである」。(ルカによる福音書 19:10)

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なぜ、イエス・キリストが、この世に来たのかを、イエス様ご自身は、神様の教えから外れた者を探して救うためだと宣言した。

要するに、この世で迷い、神様の道から外れた者を、イエスはご自分から探し出し、悪の道から救うために、この世に来たということです。

本来、霊界では普通の霊は、神様の教えに従って、皆、天国に進む。しかし、この世では、悪魔の誘惑や自分の欲に負けて、神様の教えから離れる者が多い。そのままでは、死後、霊界に入っても、天国には受け入れられず地獄に行くしかない。そのような魂を救うために、イエス・キリストは、この世にやって来たということです。

本来、この世は神様が霊界から、霊的エネルギーを使って作り出したものです。従って、この世でも神様の教えに従っていれば、死後に霊界の天国に入れる。これが、性善説の基本です。しかし、この世は悪魔の影響下にあり、人間は欲を満たすためや、他人への憎しみに駆られ、罪を犯し、その魂を悪魔に売り、神様の教えから離れる。そのような、人間の魂が地獄に落ちないように救うのがイエスの使命だということです。

しかも、イエスはそのような人を、自ら探しだすと、言われている。罪人がイエスにお願いして救ってもらうのではなく、わざわざイエスが罪人を探し出して救うというのがポイントです。罪人は、救ってもらおうとは思っていないが、それは、悪魔に洗脳されているからです。だから、自分は救われなければ地獄に落ちて、さらに苦しむとは思っていない。だから、イエスに助けを求めようともしない。それでも、神様の教えに連れ戻すのがイエスの使命であり、お節介だと言われようが、地獄に落ちないように人々を救うのがイエスの使命なのです。

しかし、悪魔に洗脳されている人間は、イエスが説く神様の教えに反発する。これは、インチキ宗教に洗脳された人間と同じです。悪魔が心の中に入り込んだ人間は、どこまでも神様の教えに反発する。そのような人間の洗脳を解き、まともな状態に戻すのは、神様や天使の働きかけが必要です。今では、精神科医やカウンセラーが、洗脳された者の救済にあたっているが、容易なことではない。最後は、本人が神様の教えに目覚めるのを待つしかない。そのきっかけとなるのは、イエスの教えに従う、まともな宗教人の働きかけです。

つまり、間違った宗教や悪魔の誘惑、拝金主義によって悪の道に迷い込んだ者は、イエス・キリストの愛の教えや、神様の真理の教えによらなければ、善や愛を愛し、本来の人間の心を取り返すことはできない。

あるカルト宗教の教祖は、どこまでもイエスの教えに逆らい、最後は狂って死刑になった。そもそも、彼の魂を支配する悪魔自体が狂っているので、事実上、悪魔を崇拝する教祖も狂うのです。そのような、狂った教祖に従った信徒も狂う。最後は、皆、地獄に落ちて悪魔に直接支配され、永遠に苦しむ。地獄とは、狂った魂の集団なのです。

そのような狂気から人々を救い出し、正常に戻そうして、深い同情心からイエス・キリストは、この世に来て、そのような人々を救おうとしている。

ただし、狂った人間は、自分が狂っていることは認めない。エリートや富裕層、犯罪愛好者、変質者は、本当は狂っているのに、自分たちは正常な利口者であり、天国にも入れると誤解している。だから、イエスの教えなどは不要だと考えている。自分が悪魔の教えに従っていることすら気が付かない。そういう愚かな人間でも、救ってやろうというのがイエスの愛情です。

悪魔に支配されている人間は、暴力やカネの力、地位や肩書で人を支配しようとする危険な人物です。そのような人間も救うのがイエスの使命です。これは、非常に勇気のある行為です。そのような人間は、悪魔とつながっている限り、悪魔の教えに従って、イエスを殺害しようとする。潜在的に、伝道は命がけなのです。

しかし、歴史的には、そのようなイエスの伝道によって救われた人は多い。誰でも、自分は悪魔に支配されていることを理解しなければ、イエスの有難さは理解できない。