そのとき、神殿の幕が上から下まで真二つに裂けた (マルコによる福音書 第 15 章) (The curtain of the temple was torn in two from top to bottom)2026/04/07 11:29

25 イエスを十字架につけたのは、朝の九時ごろであった。
26 イエスの罪状書きには「ユダヤ人の王」と、しるしてあった。
27 また、イエスと共にふたりの強盗を、ひとりを右に、ひとりを左に、十字架につけた。
28 〔こうして「彼は罪人たちのひとりに数えられた」と書いてある言葉が成就したのである。〕
29 そこを通りかかった者たちは、頭を振りながら、イエスをののしって言った、「ああ、神殿を打ちこわして三日のうちに建てる者よ、
30 十字架からおりてきて自分を救え」。
31 祭司長たちも同じように、律法学者たちと一緒になって、かわるがわる嘲弄して言った、「他人を救ったが、自分自身を救うことができない。
32 イスラエルの王キリスト、いま十字架からおりてみるがよい。それを見たら信じよう」。また、一緒に十字架につけられた者たちも、イエスをののしった。
33 昼の十二時になると、全地は暗くなって、三時に及んだ。
34 そして三時に、イエスは大声で、「エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ」と叫ばれた。それは「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。
35 すると、そばに立っていたある人々が、これを聞いて言った、「そら、エリヤを呼んでいる」。
36 ひとりの人が走って行き、海綿に酢いぶどう酒を含ませて葦の棒につけ、イエスに飲ませようとして言った、「待て、エリヤが彼をおろしに来るかどうか、見ていよう」。
37 イエスは声高く叫んで、ついに息をひきとられた。
38 そのとき、神殿の幕が上から下まで真二つに裂けた。(マルコによる福音書 第 15 章)

25 It was nine in the morning when they crucified him. 26 The written notice of the charge against him read: the king of the jews.

27 They crucified two rebels with him, one on his right and one on his left. [28] [a] 29 Those who passed by hurled insults at him, shaking their heads and saying, “So! You who are going to destroy the temple and build it in three days, 30 come down from the cross and save yourself!” 31 In the same way the chief priests and the teachers of the law mocked him among themselves. “He saved others,” they said, “but he can’t save himself! 32 Let this Messiah, this king of Israel, come down now from the cross, that we may see and believe.” Those crucified with him also heaped insults on him.
33 At noon, darkness came over the whole land until three in the afternoon. 34 And at three in the afternoon Jesus cried out in a loud voice, “Eloi, Eloi, lema sabachthani?” (which means “My God, my God, why have you forsaken me?”).[b]

35 When some of those standing near heard this, they said, “Listen, he’s calling Elijah.”

36 Someone ran, filled a sponge with wine vinegar, put it on a staff, and offered it to Jesus to drink. “Now leave him alone. Let’s see if Elijah comes to take him down,” he said.

37 With a loud cry, Jesus breathed his last.

38 The curtain of the temple was torn in two from top to bottom.
+++ +++ +++
これは、イエス・キリストが冤罪によって十字架の刑にかけられて死亡した時の場面です。

イエスはローマ兵によって侮辱され、「罪人たちのひとりに数えられた」と旧約聖書に予言された通りの死を迎えらえた。そのとき、「神殿の幕が上から下まで真二つに裂けた」という奇跡が生じと記されている。また、そのとき闇が地上を覆ったという記述むある。

神の子のイエスが人間によって罪人として死刑を言い渡され、十字架上で殺害されるという飛んでもない事件が生じたことになる。神様の魂を持った人物が人間に殺害された以上、神様が人間にどんな罰を下すか知れたものではない。これが、本当の人類が背負うべき罪だということになる。

ただし、これは神の子のイエスには力が無かったということではなく、イエスが神様に助けを求めれば、天から神様が神の軍勢を下して、イエスの敵であるユダヤ教の幹部やローマ兵を制圧し、彼らを支配することができたのです。しかし、ユダヤ教の幹部やローマ兵の背後に、悪魔がいることを知っておられたイエス・キリストは、この世の権力、権威、暴力、財力で彼らを屈服させるのではなく、愛と信仰と平和を死に至るまで示されたのです。

つまり、イエス・キリストの生き方は命がけで、愛と信仰によって悪魔と戦うというものだったのです。従って、イエス・キリストの弟子たちも、イエス・キリストにならって、悪魔が引き起こしたこの世の全ての問題に、この世の権力、権威、暴力、財力を使わずに、イエス・キリストのように命をかけて、愛と信仰で対処し、解決するという生き方をすることになった。これが、過去2千年間にキリスト教が世界に広まった理由なのです。

無罪で善意の人助けをするイエス・キリストを憎む悪魔は、ユダヤ教の幹部やローマ兵の心に入り込み、イエス・キリストに暴力を振るい、バカにし、嘲笑したと聖書には記されている。だから、初期のキリスト教徒たちは、自分たちも悪魔に支配された権力者たちと平和的に戦って、周囲の者に愛と信仰の力を証明しながら殉教死も恐れず、命懸けでイエス・キリストの教えを広めたのです。

その結果、悪魔はイエス・キリストの教えを根絶やしにすることはできず、イエス・キリストの十字架上の死から2千年たった今日、イエス・キリストの教えはキリスト教という形で、欧米を中心として世界最大の宗教となって存続しているのです。

ただし、神様は無限大の存在であり、この世で百年足らずの寿命しかない有限の能力の人間では、神様を十分に理解し把握することはできない。だから、2千年たっても人間はイエス・キリストの教えを十分に理解できないし、むしろ、欲を捨てられない人間の心には悪魔が入り込み、人間の魂を乗っ取ろうとする。実際、毎日、神様やイエス・キリストのことを考えて生きている人間より、自分の欲を満たすために、悪魔の教えを受け入れて生きる人間の方が圧倒的に多い。

悪魔の影響下に生きる人間は、悪魔の洗脳を受け、悪魔を神だとして生きている人間が大部分です。だから、世の中で人間は幸福にはなれないし、人生の問題も何も解決しない。たとえ、権力や富を得た社会のエリートや富裕層になっても、悪魔はそのような人間を最後には精神的には破滅させ、死後は霊界の地獄に引きずり込む。

18世紀の霊能者のスエーデンボルグは、生きたまま霊界に入り、地獄で、この世では生存中にエリートや富裕層であった人間の霊が多がいることを観察している。

神様の子のイエス・キリストを殺害した人類が、神様の許しを得て、死後に霊界の天国に入るのは至難の業なのです。この世で生きている間に、どんなに成功しても、死後の霊界での救いにはならないのです。

いずれにしても、カトリックでは特に、十字架上のイエス・キリストの苦しみを追体験することが信仰者の証しであるとされている。新約聖書のクライマックスは、まさに、聖書のこの部分に示されている十字架上での人間としてのイエス・キリストの死なのです。

コメント

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://eeeigooffice.asablo.jp/blog/2026/04/07/9846791/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

最近の記事

<< 2026/04
01 02 03 04
05 06 07 08 09 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

このブログについて

時事問題を英語で議論しよう

救世主イエスの言葉を学ぼう!

最近のコメント

最近のトラックバック

RSS